日本ジオパークネットワーク(JGN)とは
日本国内のジオパークとジオパークをめざす地域をサポートし、ジオパークのネットワーキングの軸となる特定非営利活動法人(NPO法人)です。
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「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。
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天草ジオパークWEBサイト
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天草ジオパーク

概要

富岡半島の砂嘴
富岡半島の砂嘴

天草地域は、風光明媚な多島海と、ケスタ地形に現れる特徴的な地質・地形から成ります。1億年という時間の記録が刻まれ、化石などにみられる生命の不思議を感じることができる場所です。天草の自然豊かな島々の大地には5つのテーマに集約される大地のロマンがあります。

特徴

ミナミハンドウイルカ
ミナミハンドウイルカ

天草の島々にみられる5つの特徴を紹介します。「1億年の大地の記録」は、多種にわたる多様な地質。「豊富で多種多様な化石」は、主として白亜紀、古第三紀の多種多様な化石。「風光明媚な島の景観」は、地質・地形がつくりだす島々と碧い海が織りなす絶景。「豊かな生態系」は、豊かな自然環境に育まれた生き物たち。「地下資源と『石』文化」は、陶石や石材に利用される地下資源と、人々の生活に根付く天草独自の石文化です。

主な見どころ・おすすめジオサイト

■妙見浦

妙見浦の海食崖は高さが100メートルにもなるところがあり、海底で堆積してできた白亜紀の地層(姫浦層群)がその後の隆起で天草西海岸を代表する見事な自然景観をつくりだしており、国の名勝・天然記念物に指定されています。また、十三仏公園からみる妙見岩付近の地形は象が歩いているようにも見えることから、ゾウ岩とも呼ばれ、日本奇岩百選にも認定されています。

妙見浦
妙見浦
アクセス情報本渡バスセンターより車で60分

■おっぱい岩

苓北町西川内の海岸には女性の乳房の形に似ていることで「おっぱい岩」と呼ばれる直径2mの大きな岩が転がっています。伝説では雲仙の噴火によって飛んできたとされていますが、実はここの海岸に露出する古第三紀の坂瀬川層(約3800万年前)が風化・浸食によって削られて、硬い石灰質団塊(ノジュール)だけが取り残されたものです。海岸に多く転がる石灰質団塊で、「おっぱい岩」と「小おっぱい岩」と呼ばれる岩が一つずつあります。

おっぱい岩
おっぱい岩
アクセス情報本渡バスセンターより車で40分

■富岡半島の砂州・砂嘴

富岡半島はもともと志岐平野と海に浮かぶ小島でしたが、天草下島の西岸を北上する沿岸流が小石や砂を運んで、海岸に堆積させ、やがてつながって陸繋島となったものです。富岡半島では沿岸流が北東海岸を回り込むように流れ、半島の東側に砂を運んで鳥のくちばしの形を意味する砂嘴(さし)をつくりました。富岡ビジターセンターからは砂州・砂嘴の両方を見渡すことができます。

富岡半島の砂州 富岡半島の砂嘴
富岡半島の砂州 富岡半島の砂嘴
アクセス情報本渡バスセンターよりバスで60分

■千巌山展望所

千巌山展望所からは大矢野島方面の眺望が開け、天草五橋が一望できる絶好のビュースポットです。青い海に古弟三紀(約5000万年前)の白い砂岩からなる島々が浮かぶ、風光明媚な多島海の景観が楽しめます。大矢野島周辺に点在する小高い山は、かつて活動した小火山や貫入岩(飛岳・柴尾山・高杢島など)によってできています。天草五橋一帯の多島海の景観は高舞登山展望所からも見ることができます。

千巌山展望所
千巌山展望所
アクセス情報JR三角駅からバスで40分

■御所浦エリア

御所浦エリアは、天草ジオパークの拠点施設「御所浦白亜紀資料館」をはじめ「トリゴニア砂岩化石採集場」・「アンモナイト館」・「ニガキ化石公園」などのジオサイトと、恐竜化石で知られる化石の島だ。特に人気の高い化石採集場では、約1億年前の浅い海にいた貝化石が容易に採集できます。まれにアンモナイトやサメの歯などが見つかることも。アンモナイト館では九州最大級(直径約60cm)の巨大アンモナイトが、まるで海底横たわるように地層に入った状態で保存されています。また、この周辺には希少な植物や昆虫の生息場で、観察することができます。

トリゴニア砂岩化石採集場
トリゴニア砂岩化石採集場
アンモナイト館 ニガキ化石公園
アンモナイト館 ニガキ化石公園
アクセス情報御所浦港より徒歩2分の御所浦白亜紀資料館を起点に徒歩やサイクリングで

■ミナミハンドウイルカの生息地

天草下島と島原半島に挟まれた早崎瀬戸には、約200頭のミナミハンドウイルカが住み着き、一年を通してイルカウォッチングが楽しめるため観光客に人気です。この場所はイルカのエサとなる魚やイカなどの魚介類が豊富であり、豊かな自然と生態系を象徴しています。

ミナミハンドウイルカ
ミナミハンドウイルカ
アクセス情報本渡バスセンターより車で20分

■牛深炭鉱烏帽子坑跡

天草地域で採炭される石炭は無煙炭とよばれる高品質のものであることが知られていました。主要炭鉱であった志岐炭鉱、魚貫炭鉱、牛深炭鉱は、昭和50(1975)年までにはすべて閉山し、現在では坑口の場所も定かではありません。烏帽子坑口は明治30年(1897年)に操業が始まり、数年間の採炭が行われた牛深炭鉱の坑口で、天草においてその後の日本のエネルギー源の石炭産業を象徴することのできる遺構の一つです。

牛深炭鉱烏帽子坑跡
牛深炭鉱烏帽子坑跡
アクセス情報本渡バスセンターより車で80分

■祇園橋

天草市本渡にある1832年に架けられた国指定重要文化財の石橋です。石造桁橋では日本最大で、長さ28.6m、幅3.3mあり、45脚の石柱によって支えられた多脚式です。石材は天草市下浦地域から採掘された古第三紀の砥石層(約4500万年前)の砂岩である「下浦石」を、下浦の石工が加工したものです。下浦石を利用した天草地域の石橋として、山口の施無畏橋、楠浦の眼鏡橋などは熊本県指定文化財に指定されています。

祇園橋
祇園橋
アクセス情報本渡バスセンターより徒歩で10分

■鬼の城(おんのじょう)公園

鬼の城公園の先に進むと、横壁に風化・浸食によってできた窪地地形があり、地元ではそれを大蛇が通った跡とみなして石仏(約110体)を安置しました。この横壁は佐伊津層の御領凝灰岩(約260万年前)からできています。この凝灰岩には火山豆石を多く含む火山灰層の部分があり、ここが上下の堆積物より風化・浸食に弱く、削れて窪地となりました。地層に生じた自然の造形に畏怖の念を感じ、信仰の場とした昔の人々の息吹を感じる場所です。

鬼の城公園
鬼の城公園
アクセス情報本渡バスセンターより車で15分

■天草陶石の露頭

天草西海岸地域で採石される陶石は、品質、埋蔵量ともに日本一といわれています。国内生産量の半数以上を占め、有田焼、清水焼など県外の焼き物産地に出荷されます。鉄分・ニッケル成分が少なく、焼き上がりは濁りのない透き通った美しい色に仕上がるのが特徴です。天草陶石は中新世のマグマ活動によって流紋岩ができ、その後、熱水活動などにより陶石化してできたものです。

天草陶磁器 天草陶石の露頭
天草陶磁器 天草陶石の露頭
アクセス情報苓北町役場から車で10分

拠点施設

■天草市立御所浦白亜紀資料館

天草から産出する化石を中心とした自然系博物館で恐竜やアンモナイト、貝類の化石など約1,000点を常設しています。夏休みや連休などは企画展や化石セミナーなどを開催しています。化石採集体験は開館日ならばいつでも行うことができ、ハンマーを無料で貸し出しています。

〒866-0313 熊本県天草市御所浦町御所浦4310-5

TEL 0969-67-2325 FAX 0969-67-2359

■E-mail 

■ウェブサイト 天草市立御所浦白亜紀資料館

御所浦白亜紀資料館 御所浦白亜紀資料館展示
御所浦白亜紀資料館 御所浦白亜紀資料館展示

基本情報

ジオパーク名:天草ジオパーク

ジオパーク名(英語表記):Amakusa Geopark

団体名:天草ジオパーク推進協議会

代表者名:中村 五木

構成自治体名:熊本県天草市・上天草市・苓北町(2市1町)

推進組織体制

構成団体

熊本県・市(町)議会・観光協会・ガイドの会・地域づくり協議会・区長会・熊本大学・長崎大学・熊本県地質調査業協会・九州地方環境事務所天草自然保護官事務所 など36団体

お問合せ先

■天草市役所別館 ジオパーク推進室

〒863-0048 熊本県天草市中村町10-8

TEL 0969-32-6778 FAX 0969-23-5312

■E-mail 

■ウェブサイト 天草ジオパーク


ガイド情報

■御所浦ジオツーリズムガイド

御所浦エリアは、天草ジオパークの拠点施設「御所浦白亜紀資料館」をはじめ「トリゴニア砂岩化石採集場」などのジオサイトと、恐竜化石で知られる化石の島だ。この島を案内するのは島に暮らす人々から構成される「御所浦ジオツーリズムガイド」。いつもの旅とは一味違う体験へ、島を知り尽した島民だからできるガイドならば、新しい感動を体感できるはず。1億年に遡る遥か太古の時間の痕跡を一緒に探しにいきませんか。

お問合せ先

■E-mail 

■ウェブサイト  御所浦.net

ジオツーリズムガイドno.1
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