お知らせ・プレスリリース

世界ジオパークネットワーク新規認定及び再認定審査結果発表

2013年09月09日リリース

2013年9月7日~13日、韓国済州島にて開催されているアジア太平洋ジオパークネットワーク2013シンポジウム(APGN2013Symposium)において、本日午後6時、次のとおり発表されました。

世界ジオパーク新規認定審査結果
  • ・隠岐ジオパーク(認定)
世界ジオパーク再認定審査結果
  • ・洞爺湖有珠山ジオパーク(認定)
  • ・糸魚川ジオパーク(認定)
  • ・島原半島ジオパーク(認定)

この結果、世界ジオパークの数は、29か国100地域となりました。

日本ジオパークネットワーク理事長のコメントは、下記のとおりです。

隠岐世界ジオパークの誕生にあたっての理事長コメント

日本国内において第 6 番目となる隠岐世界ジオパークの誕生を心から歓迎するとともに、国内外各方面からご支援をいただいた関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
また、洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の 3 つの世界ジオパークにおいては、これまでのジオパーク活動が世界的に評価されたものと、お喜びを申し上げるとともに、これからも日本国内、更にはアジア太平洋地域におけるフロントランナーとしてより発展されることを望みます。


日本は、長期にわたる景気低迷や少子高齢化に伴う人口減少などが大きな社会問題となっていますが、この影響は地方において特に顕著であり、これを解決するための持続可能な経済発展は地方自治体の最重要課題となっています。
このような背景から、ジオパーク活動は地域活性化ツールとしての有効性が認識され、関係者の積極的な活動により日本各地で展開されてきました。
2009年5月に日本ジオパークネットワークが発足してわずか5年で、日本におけるジオパーク活動は急速に広がり、現在、全国1719市町村の内 151 市町村が当ネットワークの会員となっています。今後の認定申請を検討している地域を加えれば、その数は10%を超える状況です。


一方、 世界ジオパークネットワークにおいても世界的な活動が評価され、本年11月にはユネスコの正式なプログラムとなることが検討されています。ユネスコ総会で正式決定されれば、「ユネスコジオパーク」としてさらに勢いを増すことでしょう。
このことは、一見して素晴らしいことではありますが、逆に各国の国内ジオパークの品質確保を迫られることにもなります。


日本ジオパークネットワークとしては、国内ジオパークの更なる品質向上を目指し積極的なジオパーク活動を推進するとともに、世界ジオパークネットワーク及びアジア太平洋ジオパークネットワークの一員として、国際社会への貢献を行います。
今後とも、日本ジオパークネットワーク及びジオパーク活動に対し、ご理解とご協力をお願いし、ご挨拶といたします。

2013年9月9日
特定非営利活動法人
日本ジオパークネットワーク
理事長 米田 徹

理事長コメント PDF - 日本語