日本ジオパークネットワーク(JGN)とは
日本国内のジオパークとジオパークをめざす地域をサポートし、ジオパークのネットワーキングの軸となる特定非営利活動法人(NPO法人)です。
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「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。
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糸魚川ジオパーク

日本列島がまるごとわかるジオパーク

糸魚川-静岡構造線
糸魚川-静岡構造線
(フォッサマグナパーク)

その昔、日本列島がアジア大陸から離れる時にできた巨大な裂け目がフォッサマグナです。フォッサマグナの西端には大きな断層があり、これが日本列島の東西境界、糸魚川-静岡構造線です。まさにその境目がフォッサマグナパークで見学できます。晴れた日には、美山公園展望台から、山々が断層に沿って削られてできた雄大な谷地形が一望できます。日本列島誕生の秘密を解くカギをぜひ、探しにきてください。

ヒスイ文化の発祥地

ヒスイ製大珠
ヒスイ製大珠(たいしゅ)
(長者ケ原考古館)

糸魚川の渓谷や海岸から、ヒスイが見つかります。今から約5000年前の縄文人は、ヒスイを拾って穴をあけ、世界最古のヒスイ文化を誕生させました。ヒスイは、当時の人々に何を語りかけたのでしょうか。ヒスイは、日本列島がまだ大陸の時代の地下深くで誕生し、日本列島の成長とともに地表へ顔を出しました。ヒスイの地下からの出口がヒスイ峡です。やがて、ヒスイは海岸へと運ばれ、縄文人の目に留まることになりました。

石から大地の歴史を読み解く

海岸で見つかったジュラ紀の化石
海岸で見つかったジュラ紀の化石

5億年以上の歴史を刻む糸魚川の山々。石にも人と同じように名前と年齢があり、また、石はさまざまな生い立ちを語ってくれます。海岸には、山々から運ばれてきた、たくさんの種類の石があります。緑・赤・青などの鮮やかな色、縞・斑点などの模様、丸・三角・四角などの形、本当にさまざまです。石の名前がわかると、昔、糸魚川でどんな大地の事件があったのかがわかります。石の身の上話は、フォッサマグナミュージアムで。

主な見どころ・おすすめジオサイト

■親不知

日本アルプスが日本海に落ち込む断崖絶壁が、天下の険として知られる親不知です。東と西をつなぐ北陸街道は断崖の波打ち際を通っており、荒れた海の日の通行は命がけでした。加賀の殿様の大名行列もこの断崖の下を通りました。初めてこの断崖に道が切り開かれたのは、1883(明治16)年のことで、その後、国道8号そして北陸自動車道と道がつくられていきました。今では四世代にわたる道路の変遷を見ることができます。断崖のほか、日本の近代登山の父・ウェストン像、世界最大級のヒスイ原石(道の駅・親不知ピアパーク)などがあります。

親不知写真01
   
親不知写真02 親不知写真03
アクセス情報 北陸自動車道親不知ICから車で5分(親不知ピアパーク)

■青海海岸

ヒスイを山岳地域から運んでくる姫川と青海川の間に青海海岸があります。この海岸は砂利浜であり、ヒスイをはじめ多種多様な岩石を観察でき、岩石学習には最適の海岸です。寺地遺跡(国記念物・史跡)に住んだ縄文人は、海岸からヒスイを拾い加工して、長者ケ原遺跡に住んだ人々とともに世界最初のヒスイ文化の担い手となりました。遺跡からは、ヒスイ原石、ヒスイ製玉類未製品などが出土し、ヒスイ工房であったことが確認されています。今は、住居1棟が復元され、縄文時代の樹木も植栽されて遺跡公園となっています。

青海海岸写真01
   
青海海岸写真02 青海海岸写真03
アクセス情報 北陸道糸魚川ICから15分(寺地遺跡公園)

■糸静線‐塩の道(北部)

日本列島を東西に二分する糸魚川-静岡構造線(糸静線)は、フォッサマグナの西縁を境する大断層です。フォッサマグナパークでは、糸静線の断層露頭や枕状溶岩が見学でき、フォッサマグナの生い立ちについて学習できます。断層に沿って地すべりや地形的凹地が生じた結果、これらの低地を結んで、塩の道(国史跡)ができました。越後からは海産物が、信州からはタバコや穀類が往来しました。道に沿うウトウと呼ばれる切り通しは、道の勾配をゆるく調整するために人工的につくられたものです。道標・茶屋跡などがあり、雑木林の中にかつての交易路の名残を探索できます。

糸静線‐塩の道(北部)写真01
   
糸静線‐塩の道(北部)写真02 糸静線‐塩の道(北部)写真03
アクセス情報 北陸道糸魚川ICから車で10分(フォッサマグナパーク)

■小滝川ヒスイ峡

小滝川ヒスイ峡(国天然記念物)は、1939(昭和14)年に確認された日本最初のヒスイ産地です。ヒスイの発見は、日本各地の遺跡から出土するヒスイの由来を決定した重要な発見であり、考古学・宝石学の分野へ大きな影響を与えました。ヒスイ峡では、清流に洗われた約100個のヒスイ原石が保護されています。ヒスイ峡に迫る明星山の大岩壁は、約3億年前のサンゴ礁が変化したもので、サンゴやウミユリなどの多くの化石を含んでいます。天気のよい日には、岩壁を登るロッククライマーの姿が見られます。白い岩壁をキャンバスにした季節ごとの葉の色の変化は、ヒスイ峡の魅力のもう一つの魅力です。

小滝川ヒスイ峡写真01
   
小滝川ヒスイ峡写真02 小滝川ヒスイ峡写真03
アクセス情報 北陸道糸魚川ICから車で20分(小滝川ヒスイ峡展望台)

■蓮華

中部山岳国立公園の北端部に位置し、1902(明治35)年に、山崎直方(東大教授)によって、わが国最初の氷河地形が確認されたところです。氷河によってできた湿原や湖沼があり、兵馬平湿原では、初夏~秋にかけて高山植物の花々を観察できます。蓮華鉱山(江戸期-大正期)の事務所跡・製錬所跡・坑口などが残り、鉱山道は、白馬岳への昔の登山道でした。日本アルプスを海外に紹介したウォルター・ウエストンもこの道を歩き、白馬岳へ登りました。蓮華温泉ロッジから15分ほど登ると、標高1,550mの位置に噴気帯があり、絶景を眺望できる露天風呂があります。

蓮華写真01
   
蓮華写真02 蓮華写真03
アクセス情報 大糸線平岩駅からバスで60分(7月から10月まで)

■月不見の池

月不見の池や細池は、地すべり地の地下を流れ下った巨礫集積地の湧水です。すべり落ちてきた巨礫の大きさは、数メートルから数十メートルにおよび、それらが幾重にも積み重なる奇妙な景観をつくりだしています。これらの独特の地形を利用して、江戸時代に越後八十八ヶ所がつくられました。奇岩の間を通り抜けながら、88体の石仏めぐりができます。山口家住宅(国指定文化財)は、1779(安政8)年に建てられた庄屋の家であり、床の高さが90cmあるなど雪国民家の建築様式が保存されています。

月不見の池写真01
   
月不見の池写真02 月不見の池写真03
アクセス情報 北陸道糸魚川ICから車で20分(月不見の池)

■海谷渓谷

素朴なたたずまいを見せる海谷渓谷は、フォッサマグナが海底だったころ (約300万年前)にできた海底火山を刻んでできあがりました。切り立った壁には、海底火山の内部(溶岩や火山灰の積み重なり)がよく保存されています。上流の海谷高地は、大規模な地すべりにより川がせき止められ、土砂で埋め立てられてできました。幅の広い河原の風景とでき方が長野県の上高地に似ていることから「越後の上高地」と呼ばれています。季節ごとの新緑と深緑、紅葉が渓谷を美しく変え、ハイカーたちの目を楽しませています。

海谷渓谷写真01
   
海谷渓谷写真02 海谷渓谷写真03
アクセス情報 北陸道糸魚川ICから車で40分(海谷三峡パーク)

■弁天岩

フォッサマグナの海底火山(約100万年前)が弁天岩やトットコ岩となり、それらの岩が魚礁となって良港ができ、北前船の交易で栄えました。「はがせ船」などの絵馬(国民俗文化財・有形民俗)が奉納された白山神社(国有形文化財・建造物)の社叢(国記念物・天念記念物)には、暖地性と寒地性の植物が混じり合って独特な林相が形成され、ヒメハルゼミ(国記念物・天念記念物)が住み着きました。この白山神社では、春には舞楽(国民俗文化財・民俗芸能)が奉納されます。また、道の駅マリンドリーム能生にあるかにや横丁では、フォッサマグナの海の恵みであるベニズワイガニを求める人々でにぎわいます。

弁天岩写真01
   
弁天岩写真02 弁天岩写真03
アクセス情報 北陸道能生ICから車で5分(マリンドリーム能生)

■権現岳

権現岳は、フォッサマグナの地層中の貫入岩体であり、細かな亀裂が発達しています。この地域一帯では、自噴する天然ガスを煮炊きに利用しており、また、温泉も湧出していて温泉宿もあります。万年雪から権現岳の崖を見上げてみると、たくさんのたて方向の細かい谷が見えます。これらの谷は雪崩溝と呼ばれ、雪崩と一緒にすべり落ちる岩石によって削られてできたものです。1986(昭和61)年1月26日午後11時ころ、権現岳の標高850m付近で雪崩が起き、1,800m流れ下ってふもとの柵口の集落をおそいました。この雪崩で13人の尊い命がうばわれました。

権現岳写真01
   
権現岳写真02 権現岳写真03
アクセス情報 北陸道能生ICから車で20分(柵口温泉)

■筒石浜徳合

ここで見られる砂岩泥岩互層は、約300万年前、フォッサマグナの海底にたまったもので、特に、海底が隆起し始めた時期にできたものです。一回の大地震が起こるたび、海底斜面が崩れ、大量の土砂が海底へ運び込まれて、一枚の砂岩層とその上の泥岩層ができていきました。この地殻変動が、何千回も繰り返され、見事な互層のしま模様をつくりだしました。えちごトキメキ鉄道筒石駅は、地下のトンネル内に駅のホームがあることで有名です。ホームは海抜20mに位置し、駅舎とは40mもの標高差があるため、階段で約280段も上り下りしなくてはなりません。とてもめずらしい駅です。

筒石浜徳合写真01
   
筒石浜徳合写真02 筒石浜徳合写真03
アクセス情報 北陸道能生ICから車で15分(筒石駅)

拠点施設

■フォッサマグナミュージアム

常設展示室を6つのエリアに分け、糸魚川を代表する美しいヒスイや大地の裂け目「フォッサマグナ」などをポイントに、自然環境や資源の恵み、また、地震や火山、地すべりなどの自然災害について展示しており、迫力ある映像や体験クイズを通じてわかりやすく楽しく学べます。2015(平成27)年3月にリニューアルオープンしました。化石探し体験などの体験メニューも提供しています(有料)。

〒941-0056 新潟県糸魚川一ノ宮1313

TEL 025-553-1880 FAX 025-553-1881

■E-mail 

■ウェブサイト フォッサマグナミュージアム(糸魚川ユネスコ世界ジオパーク内)

フォッサマグナミュージアム写真01
   
フォッサマグナミュージアム写真02 フォッサマグナミュージアム写真03

■糸魚川ジオステーション ジオパル

糸魚川ジオステーションジオパルは、家族で楽しめる糸魚川の情報発信基地です。 大きく「糸魚川ジオパーク観光インフォメーションセンター」「キハ52待合室」「ジオラマ鉄道模型ステーション」の3つのコーナーに分かれていて、その一つ「ジオパーク観光インフォメーションセンター」では、糸魚川ジオパークの楽しみ方を紹介しています。また、観光案内所も併設されているので、最新の観光情報も入手でき、とても便利です。 

〒941-0041 新潟県糸魚川市大町1-7-47

TEL 025-555-7344

■ウェブサイト ジオパル(糸魚川ユネスコ世界ジオパーク内)

糸魚川ジオステーション ジオパル写真01
   
糸魚川ジオステーション ジオパル写真02 糸魚川ジオステーション ジオパル写真03

基本情報

ジオパーク名:糸魚川ジオパーク

ジオパーク名(英語表記):Itoigawa UNESCO Global Geopark

団体名:糸魚川ジオパーク協議会

代表者名:米田 徹

構成自治体名:新潟県糸魚川市

推進組織体制

構成団体
糸魚川商工会議所、新潟県糸魚川地域振興局、国土交通省高田河川事務所、上越森林管理署 ほか

お問合せ先

■糸魚川ジオパーク協議会事務局(糸魚川市ジオパーク推進室内)

〒941-8501 新潟県糸魚川市一の宮1-2-5

TEL 025-552-1511 FAX 025-552-7372

■E-mail 

■ウェブサイト 糸魚川ジオパーク

ガイド情報

■糸魚川ジオパーク観光ガイド

糸魚川ジオパークを訪れる利用者(旅行者)の皆さんのご希望により、糸魚川ジオパーク内の自然風土や歴史、文化等の説明を行い、ご理解を深めていただくことを目的としています。現在の認定者は、糸魚川市内外の約40名が活躍しています。ガイドは認定制で、糸魚川ジオパーク検定初級以上と実技試験の合格を条件としています。技術等の向上のため、自主研修を年数回行うほか、他地域への視察も行っています。

お問合せ先

■糸魚川市観光協会

〒941-0061 新潟県糸魚川市大町1丁目7番47号 糸魚川ジオステーションジオパル内

TEL 025-552-1742 FAX 025-553-1786

■E-mail 

■ウェブサイト 糸魚川ジオパーク観光ガイド

糸魚川市観光協会写真01 糸魚川市観光協会写真02