どこにあるの?

Mine秋吉台ジオパークは本州最西端の山口県西部に位置し、美祢(みね)市全域をエリアとしています。エリア内には中国自動車道のインターチェンジが2ヵ所あり、また最寄りの空港および新幹線「のぞみ」停車駅からエリアまでは、車で約1時間の距離であるため、Mine秋吉台ジオパークは国内各地からアクセスしやすい場所にあります。

Mine秋吉台ジオパークの位置

どんなところ?

Mine秋吉台ジオパークは、特徴的な地質遺産(地形を含む)を白・黒・赤の3色で表しています。

  • ➤石灰岩(白)でできたカルスト台地「秋吉台」
  • ➤無煙炭(黒)を産出する「大嶺炭田」
  • ➤東大寺の大仏に使われている銅(赤)を産出した「長登銅山跡」

などの見どころがあります。この地域の人々は、昔から地質や地形を生かし、暮らしてきました。Mine秋吉台ジオパークでは、人々の歴史や文化、生活はもちろん、それを作り出した地球のダイナミックさを体感することができます。

秋吉台

なにして遊べる?

ジオガイドによるジオツアー

認定ジオガイドと一緒に、Mine秋吉台ジオパークを巡るツアーを行っています。秋吉台のトレッキングや洞窟探検など、さまざまなコースを通して、地球の歴史や大地と人との関わりを楽しく学べます。初心者から家族連れまで楽しめ、個人向けの当日受付可能なジオツアーもあります。

鍾乳洞探検

大地や歴史を感じるその他の体験

メダル鋳造体験:錫を溶かし、自分がデザインした型に入れ、オリジナルのメダルを作る体験ができます。
木簡体験:レプリカの木簡に筆と墨を使って文字を書き、昔の人の記録や情報伝達方法を体験します。
洞窟見学・探検:洞窟を歩き、地下の世界を体感します。見学から探検まで、レベルに合わせた体験ができます。
ニジマス釣り体験:「別府弁天池」横の釣り堀で、別府弁天池の湧水で育ったニジマス釣りを楽しめます。

メダル鋳造体験
木簡体験
洞窟探検
釣り体験

主な見どころ・
おすすめジオサイト

※Mine秋吉台ジオパークでは、代表する地質遺産を白(石灰岩)・黒(石炭)・赤(銅)の3色で表現しています。各見どころがどの地質遺産に関連しているか、色で表しています。

Mine秋吉台ジオパークセンター「カルスター」【白】

Mine秋吉台ジオパークの拠点施設であるMine秋吉台ジオパークセンター「カルスター」は、秋吉台のカルスト地形や草原地帯を一望できる絶景スポットにあります。モダンな外観の館内には、カフェ・無料休憩スペース・インフォメーションカウンター・お土産販売コーナーがあります。インフォメーションカウンターには、観光案内だけでなく、Mine秋吉台ジオパークの解説を行う認定ジオガイドが常駐し、予約不要なジオツアーを毎日実施しています。カルスターの大きな窓からは秋吉台の大自然を眺めることができ、カルスト台地のドリーネの並びや周辺の山々との形状の違いなど、様々なことを風景から読み取ることができます。Mine秋吉台ジオパークへ来たら、まずはカルスターへ行ってみてください!

カルスターの外観
カルスターの内観
アクセス情報
「秋吉台」バス停から徒歩で約3分
「秋芳洞」バス停から徒歩で約30分
秋吉台ICから車で約8分
>>ジオサイト位置(Googleマップ)

冠山【白】

冠山は秋吉台東台に位置する標高377mの山です。頂上からは秋吉台のカルスト台地を一望でき、北側では多くの石灰岩柱を、南側では多くのドリーネを見ることができます。頂上付近では、石灰藻や海綿類などの化石が石灰岩の表面に多く見られることから、石灰岩は、浅い海に生息していたサンゴなどの生物が固まってできたことがわかります。

また、海に棲む生物の化石が陸で見られるのは、プレートと呼ばれる地球表面を覆う岩石の板が動くことによります。秋吉台の石灰岩は約1億年もの長い時間をかけて、海から陸へとゆっくり移動してきました。冠山はこのような秋吉台の成り立ちを学ぶことのできる、最適なジオサイトです。

冠山の頂上付近(春)
眼下に広がる風景(秋~初冬)
アクセス情報
長者ヶ森駐車場(秋吉台ICから車で約15分)から徒歩で約20分
>>ジオサイト位置(Googleマップ)

秋芳洞(あきよしどう)【白】

秋吉台の地下には、現在見つかっているだけで453ヵ所の鍾乳洞があります。その中で最も大きな鍾乳洞が秋芳洞で、長さは約11km(国内第2位)、空間の広さは日本最大級です。カルスト地下水系の下流にあたるため、現在も地下河川の水量が豊富であり、鍾乳石などの洞窟生成物を多く見ることができます。また、ヨコエビ類などの洞窟特有の生物が生息しており、5~8月にはコウモリを見ることもできます。地下水系と鍾乳洞が網の目状に発達しており、希少な洞窟動物が生息していることから、「秋吉台地下水系」としてラムサール条約に登録されています。

・入洞時間・入洞料 こちら(山口県美祢市 秋吉台国定公園 観光情報ウェブサイト)からご覧ください
・お問合せ 秋吉台観光交流センター(0837-62-0115)

鍾乳石が棚田のような見かけをなす「百枚皿」
鍾乳石が壁一面に成長してできた「黄金柱」
アクセス情報
「秋芳洞」バス停から徒歩で約5分
秋吉台ICから車で約5分
>>ジオサイト位置(Googleマップ)

別府弁天池【白】

石灰岩は雨水などに溶かされやすい性質があるため、石灰岩地帯では複雑な地下水系が発達します。地下水は、鍾乳洞の開口部から流れ出たり、石灰岩地帯の周辺で湧水として現れます。

湧水地の一つである別府弁天池は、厳島神社の境内にある周囲約40m、中心部の深さが約4mの池です。池の北西にある花尾山から流れる地下水が、断層沿いに湧き出ていると言われています。この水は古くから生活用水や農業用水などに使われており、現在ではマスの養殖にも使われています。また、環境省選定の名水百選に選ばれており、池の近くには水汲み場が設置されています。

名水百選に選ばれた別府弁天池の湧水
アクセス情報
「堅田」バス停から徒歩で約5分
美祢ICから車で約20分
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江原ウバーレと集落(よわらうばーれとしゅうらく)【白】

カルスト台地では、石灰岩が雨水などに溶かされて、ドリーネと呼ばれる窪地ができます。本地域には、複数のドリーネがつながった、谷状の地形であるウバーレの中に発達した集落があります。

その一つである秋吉台西台の秋芳町江原地区は、ウバーレの底から斜面にかけて家屋が密集しており、他の集落とは隔離されています。カルスト地形のため地表に川は見られず、降った雨はウバーレ内の複数の「吸い込み穴」と呼ばれる縦穴に流れていきます。このため農業は畑作中心で、水稲はほとんどありません。ここでは、カルスト地形ならではの自然現象や生活様式が他にも多く見られます。

ウバーレの縁から集落を眺めた様子
アクセス情報
「江原」バス停付近
美祢ICから車で約30分
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桃ノ木露天掘り跡【黒】

桃ノ木露天掘り跡では、石炭を掘っていた跡を見ることができます。大嶺炭田の中でも最後期に掘られた場所です。重機による掘削が可能となったことで、地上から山を掘る露天掘りという大規模な採掘が行われました。植物化石や昆虫化石を多産する石炭層が、幅約170m、高さ約30mにわたって連続的に露出しています。桃ノ木露天掘り跡周辺の道は危険な箇所がありますので、ガイドを利用し安全にお楽しみいただくことをお願いしています。

※桃ノ木露天掘り跡へは、ガイドが同行する場合のみ入ることができます。

桃ノ木露天掘り跡
アクセス情報
「桃木」バス停から徒歩で約15分
美祢ICから車で約30分
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荒川水平坑跡【黒】

本地域の西部には、日本最大の良質な無煙炭の産地である大嶺(おおみね)炭田が広がります。明治時代の中頃から1991(平成3)年まで採掘しており、最盛期の1960年代には年間100万tの無煙炭を産出しました。国内では珍しい無煙炭が産出する理由は、大嶺炭田の石炭層は国内他地域のそれと比べて、堆積した時代が非常に古く、地下のマグマによる熱の影響を強く受けているからです。

荒川水平坑は無煙炭を地下で採掘するための坑道およびその出入口です。1904(明治37)年に旧海軍省によって開発され、翌年にはレンガ巻の坑道が完成しました。本坑は大嶺炭田で現在も見られる坑口の中で最も古く、坑口より約10数mの坑道内を見学できる貴重な炭鉱遺産です。

※坑道内へは、ガイドが同行する場合のみ入ることができます。

坑口の様子
坑道の様子
アクセス情報
「集会所前」バス停から徒歩で約5分
美祢ICから車で約25分
>>ジオサイト位置(Googleマップ)

海軍キーストーン【黒】

無煙炭は燃焼時に煙が出にくいことから、旧海軍省は大嶺炭田の無煙炭を軍艦の燃料として使用するために、1904(明治37)年から大嶺炭田の大規模な開発を始めました。

海軍キーストーンは旧海軍省によって1908(明治41)年に開坑した、桃ノ木上層坑口に設置されていた要石です。旧海軍のシンボルであったサクラとイカリのマークが刻まれています。キーストーンが設置されているモニュメントの「M」の形は「美祢市」と設置されている場所の地名である「麦川」、また「無煙炭」の頭文字である「M」をイメージしたもので、2007(平成19)年に制作されました。

モニュメントの中央に設置されているキーストーン
アクセス情報
「大嶺駅」バス停から徒歩で約1分
美祢ICから車で約20分
>>ジオサイト位置(Googleマップ)

長登銅山跡(ながのぼりどうざんあと)【赤】

長登銅山は奈良時代から1960(昭和35)年まで断続的に銅を採掘していた、日本最古の国営銅山です。ここで採掘された銅は、東大寺の大仏にも使用されたことがわかっています。また、発掘調査によって木簡や土器が大量に出土しており、これらは地名や時代、当時の物流など古代史における様々なことを解明する大きな手がかりとなりました。

この銅は、約1億年前に秋吉台の石灰岩とマグマが地下深くで接触してできたものです。本地域では、同様な仕組みでできた銅や銀などを採掘した鉱山跡が、長登銅山以外にも多数残っています。

長登銅山をはじめとする本地域の歴史は、長登銅山文化交流館(大仏ミュージアム)で詳しく知ることができます。

奈良時代の坑口跡「大切(おおぎり)4号坑」
長登銅山文化交流館の入口
アクセス情報
「長登銅山入口」バス停から徒歩で約10分
大田ICから車で約5分
>>ジオサイト位置(Googleマップ)

万倉の大岩郷(まぐらのおおいわごう)【赤】

万倉の大岩郷では、最大7mにも及ぶ巨大な岩石が一面に広がっています。一見すると、岩石が斜面を流れ下ってきたようですが、実は、割れ目に沿って岩石が風化・侵食されてできたと言われています。岩石と岩石の間に耳を澄ましてみると、場所によっては水の流れる音が聞こえます。これは、地下水が地表近くを流れているからで、前述した大岩郷のでき方を支持する証拠の一つです。

これらの岩石は、長登銅山跡で採れた銅と同じ約1億年前のマグマが、地下深くでゆっくり冷え固まったものです。また、非常に特徴的な風景を作っていることから、地域で語り継がれてきた昔話の舞台にもなっています。

入口付近から斜面を見上げた様子
アクセス情報
「大岩郷口」バス停から徒歩で約10分
美祢ICから車で約15分
>>ジオサイト位置(Googleマップ)

基本情報

ジオパーク名:Mine秋吉台ジオパーク

ジオパーク名(英語表記):Miné-Akiyoshidai Karst Plateau UNESCO Global Geopark

団体名:Mine秋吉台ジオパーク推進協議会

構成自治体名:美祢市

お問合せ先

■Mine秋吉台ジオパーク推進協議会事務局

〒754-0511 山口県美祢市秋芳町秋吉11237-862 カルスター(Mine秋吉台ジオパークセンター)

TEL 0837-63-0055 FAX 0837-63-0089

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