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土佐清水ジオパーク

土佐清水ジオパークとは?

土佐清水ジオパークは、四国西南端の土佐清水市全域と周囲の海をエリアとし、日本列島ができた頃の激動の時代の地球史を体感できるジオパークです。
深い海でできた付加体の地層を土台とし、日本列島が形成された1700万年前頃の浅い海にたまった地層(前弧海盆堆積体)が見られる竜串海岸や、1300万年前頃のマグマ活動を記録する花崗岩からなる足摺岬、そして、現在も続く大地の営みにより姿を変える大地など、ダイナミックな地質・地形を楽しめます。

大地の成り立ち

―黒潮と共に生きる― 漁師が生まれる大地の物語

土佐清水では、激動の地球史により作られた大地と黒潮が出会うことで、豊かな自然や産業、文化が育まれました。
黒潮により温暖湿潤な気候がもたらされ、足摺岬沖に好漁場ができました。
また、黒潮と、それが室戸岬や紀伊半島の出っ張りにぶつかってできる反転流により、東西に行き交う航路ができ、鰹節づくりなどの技術がもたらされ、産業として発展してきました。今も土佐清水では、大地と黒潮により育まれた大自然や海と共にある暮らしを体感することができます。

黒潮と大地

研究者が大注目!

竜串海岸を含む三崎層群は、世界的に見てもまれな速さで大量の土砂が堆積してできた地層です。当時の地震や津波の痕跡や生物の化石などから当時の環境を高い解像度で読み取ることができる場所として、注目されています。
また、足摺岬周辺では日本ではここにしかないラパキビ花崗岩が産出します。ラパキビ花崗岩は北欧など古い大陸で見られますが、足摺岬のものは1300万年前と世界一新しいことから、マグマ活動の詳細や大陸形成に迫る手掛かりが得られる可能性を秘めています。

竜串とラパキビ花崗岩

主な見どころ・おすすめジオサイト

■竜串海岸

約1700万年前、日本列島が形成された頃、当時急速に隆起していた四国山地から運び込まれた土砂がたまってできた地層が連なる海岸。地震による海底地すべりでできた曲がった地層や、当時の過酷な環境で生物が生きていた痕跡を観察することができます。
またここでは、砂岩が波風で削られた丸太状の岩やハチの巣のように穴が空いたタフォニが観察できるほか、複雑な海岸線に黒潮が流れ込むことでサンゴやウミウシが暮らす豊かな竜串湾を形成しています。

竜串海岸
   
兜岩 竜串湾
アクセス情報高知西南交通バス停「竜串」から徒歩5分、または「SATOUMI前」から徒歩5分

■足摺岬

足摺岬周辺の大地は、約1300万年前に地下深くでマグマが冷え固まってできた花崗岩がもととなっており、当時、地下でうごめいていたマグマを感じられる場所です。
花崗岩では最大級の海食洞門である白山洞門の周辺では、ラパキビ花崗岩の転石など様々な種類の花崗岩を観察することができます。周辺ではアコウやビロウなど亜熱帯性の植物がみられるほか、12月~2月の間は、6万本のヤブツバキが岬を彩ります。

足摺岬
   
白山洞門 ツバキ
アクセス情報高知西南交通バス停「足摺岬」下車

■松尾

足摺岬からほど近い松尾は、花崗岩の段丘斜面に沿って発展した集落。黒潮の反転流に乗り、紀州印南からこの地に鰹漁や鰹節づくりの技術が伝えられました。集落を歩くと、あちこちに当時の繁栄をしのばせる場所が残されています。
また、太平洋にせり出した花崗岩の磯のダイナミックな景観も見どころです。集落の中心地から南に下った女城鼻(めじはな)では、冷えた花崗岩の割れ目に沿って玄武岩質マグマが貫入した岩脈が観察できます。

燈明台
   
女城鼻 女城鼻
アクセス情報高知西南交通バス停「松尾」下車

■臼碆

松尾から2㎞ほど西側に位置し、赤茶けた花崗岩が作り出した荒々しい磯が広がっています。この臼碆沖でカツオの好漁場が見つかったことから土佐清水の鰹漁、鰹節製造が始まったと言われています。岩場から沖合の漁場を望む竜宮神社は、海の神様として祀られており、かつて漁師の妻たちが個々に集い、夫の無事と豊漁を願って宴を催していました。釣りの名所でもあり、海岸や沖合の碆(はえ)では太公望たちが釣り糸を垂らしています。

臼碆 竜宮神社
アクセス情報高知西南交通バス停「臼碆」下車、海岸まで5分ほど下る

■鹿島

松尾に伝わった鰹漁や節づくりはかつて鼻前七浦と呼ばれた足摺半島西側から今の市街地周辺を中心に発展してきました。特に清水港は天然の良港であることから、1960年代頃まで鰹漁の中心基地として栄えてきました。
清水港に浮かぶ鹿島には、清水の漁師たちから信仰を集める「鹿島神社」が鎮座。年に2回、豊漁を願う鹿島神社大祭が行われ、神輿船と漁船が湾内をパレードする勇壮な様を見ることができます。

鹿島
   
鹿島神社鳥居 鹿島神社大祭
アクセス情報高知西南交通バス停「足摺病院前」から徒歩4分

■叶崎

土佐清水の西の端に位置し、切り立った崖がそびえる叶崎。ここでは、深い海にたまった砂や泥が、プレートの沈み込みによって陸側に押し付けられてできた付加体のシマシマの地層が観察できます。海に向かって断崖が連なり、明治44年に建設された白亜の灯台がそびえ立っています。
晩秋から初冬にかけて、可憐な白い花を咲かせるツメレンゲも見どころ。国道沿いの日当たりのよい崖に群生しています。

叶崎
   
叶崎地層 ツメレンゲ
アクセス情報高知西南交通バス停「叶崎」下車

■自然災害碑

海と共に発展してきた土佐清水ですが、海は時に災害をもたらします。土佐清水は南海トラフの近くに位置していることから、過去、何度も巨大地震とそれにともなう津波の来襲を受けてきました。また黒潮が運ぶ暖かく湿った空気が多雨をもたらし、水害も繰り返し受けてきました。先人たちはこうした自然災害の経験を石碑として残し、後世の私たちに多くの教訓を伝えてくれています。土佐清水ジオパークでは、地震や津波、水害等の自然災害碑計20基が現存し、防災教育に活用されています。

五味天満宮 三崎浦十字橋碑
アクセス情報五味天満宮:高知西南交通バス停「市野々」から徒歩10分
三崎浦十字橋碑:高知西南交通バス停「三崎西口」から徒歩1分

基本情報

ジオパーク名:土佐清水ジオパーク

ジオパーク名(英語表記):Tosashimizu Geopark

団体名:土佐清水ジオパーク推進協議会

代表者名:泥谷光信

構成自治体名:高知県土佐清水市

お問合せ先

■土佐清水ジオパーク推進協議会事務局

〒787-0450 高知県土佐清水市三崎字今芝4032-2

TEL 0880-87-9590 FAX 0880-87-9595

■E-mail [email protected]

■ウェブサイト 土佐清水ジオパーク

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